国産、理想の生成りのヌメ革
生成りのヌメ革! 長年の課題でした!
理想のヌメ革、当社では『オイルをしっかり含んだシットリしなやかで、粘りのある質感』、そんなヌメ革です。
理想の生成りのヌメ革を求め、国産をもちろん、イタリア製、トルコ製など、とても多くのタンナーより、仕入れ数多くの製品を制作してきました。
これまでは、イタリア製のヌメ革をここ3-4年使用してきましたが、ここへ来て、為替、物価高騰などにより、仕入れが非常に厳しい状況、どうしたものかと、、
レザー製品の製造販売をはじめたころより、大変お世話になったタンナー様へ、『オイルをしっかり含んだシットリしなやかで、粘りのある質感のヌメ革を作って頂けないか』と相談したところ、『試作しましょう』と、頼りになる言葉が返って来て、試作品を待っておりました。
そんな試作品が、本日、当社へ届いたんですね!
ロールを開け、実物を確認、マジで、良いんですよ!これが、、、
イタリア製のレザーは、ダブルショルダーと言って、肩の部分の革になるのですが、国産では、半裁になるので、ベンズ部分も含まれます。
ベンズは、密度も高いため、制作する製品の幅が出る為、これまた、嬉しい!
これまで、『どうしようかな?!』と、沈んでいた気持ちが、一気にアゲアゲです!
早速、空き時間に一つ製品を作ってみました。

コバもまとまりやすく、もっちりとしなやかで、しっかりオイルを含んでいるので、粘りもあり、折り曲げると、油分が移動しプルアップレザーの様に色が変化するんですよね。
今後、財布、iPhoneケースなど、生成りのヌメ革は、このレザー一択にする予定です。
後は、原皮を何にするかなど、キメて、このヌメ革をオーダーしようと思っています。
ここ数年、悩んでいたことが晴れ、あぁぁぁー、スッキリ!!!
これからが楽しみだ!