LEVEL7のレザーカービングについて
LEVEL7のレザークラフトは、ここから始まりました。
それは、レザーカービングです。
そもそも、立ち上げ時は、海外の工房へ委託しておりましたが、職人の技術にムラがあり、製品として品質が安定しないため、国内生産へと切り替えたのですが、私自身も、国内の技術者に指導を受け、日々、時間を見つけカービングを習得すべく勉強しておりました。
毎日、早起きし仕事前、帰宅後に革と向き合い、2018年以降は、ほとんどの製品のデザインから、仕上げまで、私が行っています。
私自身、レザーファッションが好きなこともあり、ドンドンとレザーの魅力に取りつかれた結果でしょうか。
同時に、手縫いから始まり、ミシン縫製、裁断、染色と、すべての工程を自身で行い、デザインから、仕立てまでコダワリ、私一人で作っています。
今回は、レザー製品を取り扱うきっかけになったレザーカービングについて、書きたいと思います。
カービングとは、専用のナイフ(スーベルカッター)を使い、水分を含ませたヌメ革に描くデザインの輪郭を切り込み、専用の刻印を使い絵や模様など描くアメリカに古くから伝わる伝統ある技法です。
馬具や、ホルスター、財布、キーケースなど、身近な革細工へ彫り込み、広く人々に使われています。
図案をトレースし、カット、打刻、フィニッシュカット、染色と多くの工程があり、完成までに多くの時間を必要とします。
私は、カット、打刻、フィニッシュカットまでの作業を日を跨がず、連続して出来るだけ、その日で終わらせています。
その理由は、気分や、気持の乗り具合で、仕上がりが変わってしまうんです。 これは、私の問題なのかもですが、、、
出来るだけ、まとまった時間をもうけて、一気に進めると言った感じでしょうか。
同時期に、沢山の注文が入ると、時間調整にも一苦労です。
カービングで思い浮かべるのは、伝統的な唐草模様の作品が多いですよね。
唐草模様にも、シェリダン、アリゾナなど、色々なスタイルがあります。
そんなスタイルを自分なりに消化して、図案を考えています。 と言いましても、新しい図案を書けていない、、、今年こそは、新作をと思いを巡らせております。
唐草模様からインスパイアされたカービング以外に、TATTOOの要素を取りえれたポップな図案が、LEVEL7らしいカービングかなぁー?って思ったりもします。
今では、定番となりました『スカル』『イーグル』『鯉』『薔薇』でしょうか?!
このシリーズに、『龍』『蛇』など、TATTOO定番のデザインを増やしていきたいところです。
カービングにおいて、刻印は、製品の品質を大きく左右する最も重要な工具です。
またの機会に、そんな工具、刻印などにも触れたいと思います。