サファイアガラスとミネラルガラスの違いとは?
腕時計の「ガラス」は何が違うのか。
腕時計を見ていると、
「サファイアガラス採用」
「ミネラルガラス採用」
という言葉を目にしたことがある方も多いと思います。
どちらも腕時計の風防(ガラス)ですが、実は素材も特徴も大きく異なります。
今回は、それぞれの違いについて、時計師の視点からご紹介します。
サファイアガラスとは?

サファイアガラスは、人工サファイアを加工して作られたガラスです。
ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、傷が付きにくいことが最大の特徴です。
普段使いで鍵や金属と擦れても、簡単には傷が付きません。
もう一点は、透明度が高いことが特徴でもあります。
長年使用しても透明感を保ちやすく、「いつまでも綺麗なガラス」でいてくれる素材です。
その反面、製造コストが高く、高級腕時計に採用されることが多くなっています。
ミネラルガラスとは?

ミネラルガラスは、強化ガラスの一種です。
サファイアガラスより柔らかいため傷は付きやすいものの、衝撃には比較的強く、加工もしやすいという特徴があります。
価格も比較的安価なため、多くの腕時計に採用されています。
日常使用で大きな問題はありませんが、長く使っていると細かな擦り傷が増え、透明感が少しずつ失われていくことがあります。
傷に強いのはサファイアガラス
腕時計は毎日使うものです。
デスクワークで机に触れたり、買い物中に金属へ当たったりと、小さな傷が付く機会は意外と多くあります。
サファイアガラスは、そうした日常の傷に非常に強く、何年経ってもクリアな視認性を維持しやすい素材です。
「長く愛用したい」という方にとって、大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、万能ではありません
サファイアガラスは傷には非常に強い一方で、強い衝撃には注意が必要です。
極端な例ですが、角からコンクリートへ落とした場合などは、欠けたり割れたりする可能性があります。
どんな素材にも長所と短所があり、「絶対に割れないガラス」というものは存在しません。
大切なのは、それぞれの特徴を理解した上で選ぶことです。
LEVEL7のCTPにサファイアガラスを採用する理由
LEVEL7では、標準仕様としてサファイアガラスを採用しています。
理由はシンプルです。
私たちは、時計は何年も使い続けるものだと考えているからです。
ケースやベゼルを大切に扱っていても、風防が細かな傷で曇ってしまうと、時計全体の印象は大きく変わってしまいます。
いつまでもクリアな視界で、文字盤の美しさを楽しんでいただきたい。
そんな思いから、サファイアガラスを標準仕様としています。
長く使うための、小さなこだわり
腕時計は、毎日身につける道具です。
だからこそ、一つひとつの部品選びが、数年後、十数年後の満足感につながります。
ガラスは決して目立つパーツではありません。
しかし、その透明感や傷の付きにくさは、毎日見る文字盤の印象を大きく左右します。
LEVEL7は、こうした一つひとつの部品にも妥協せず、「長く使いたくなる腕時計」を目指してものづくりを続けています。


