なぜLEVEL7はアンティークウォッチのクリスタル(風防)を交換するのか
こんにちは。
アンティークウォッチの商品説明をご覧になったお客様から、「なぜ風防を交換しているのですか?」
というご質問をいただくことがあります。
今回は、当社がアンティークウォッチのクリスタル(風防)交換にこだわる理由についてお話したいと思います。
アンティークウォッチは風防で印象が大きく変わる
アンティークウォッチを眺める時、人はまず何を見るでしょうか。
文字盤?
ケース?
もちろんそれらも重要です。
しかし実際には、その前に必ず風防越しに時計を見ています。
どんなに状態の良い文字盤でも、
風防に深い傷や曇りがあれば、その魅力は半減してしまいます。
反対に、透明感のある綺麗なクリスタルが装着されていると、文字盤本来の美しさを楽しむことができます。
当社では、
「時計の顔は文字盤」
そして、
「その魅力を伝える窓がクリスタル」だと考えています。
ムーブメントだけ整備しても意味がない
アンティークウォッチを販売していると、
オーバーホールだけを重視する考え方をよく目にします。
もちろん機械式時計にとってオーバーホールは重要です。
しかし、私たちはそれだけでは十分ではないと考えています。
例えば、
エンジンを完璧に整備したクラシックカーでも、
フロントガラスが傷だらけだったらどうでしょうか。
きっと魅力は半減してしまいます。
腕時計も同じです。
内部だけでなく、日常で目にする部分も大切です。
だからこそ当社では、ムーブメントだけでなくクリスタルの状態も重視しています。
なぜ新品クリスタルへ交換するのか
アンティークウォッチの多くは50年以上前に製造されたものです。
長い年月の中で、
- 小傷
- 曇り
- 欠け
- ヒビ
などが発生している個体も少なくありません。
研磨で改善できる場合もありますが、限界があります。
そこで当社では、必要に応じて新品クリスタルへ交換しています。
目的はシンプルです。
時計本来の美しさを、しっかりと感じていただくため。
届いたその瞬間から、気持ちよく使っていただける状態を目指しています。
LEVEL7のクリスタル開発という取り組みここで一つ、私たちの特徴があります。

LEVEL7では、単に市販の風防を交換するだけではなく、アンティークウォッチ専用のオリジナルクリスタルの開発・製作も行っています。
アンティークウォッチには、現代の時計にはない個性があり、それを最大限引き出せるように、
例えば、多角カット(9面、5面、3面など)や、ドーム風防など、メーカー純正を参考にし、LEVEL7のフィルターを通し現代に蘇らせています。
これらは既製品ではなく、アンティークウォッチの表情をより引き立てるために設計・製作しています。
同じモデルでも、風防が変わることで時計の印象は大きく変わります。
私たちはその「変化」を、カスタムではなく価値の一部として捉えています。
オリジナルを否定するためではない
誤解していただきたくないのですが、
私たちはオリジナル至上主義を否定しているわけではありません。
純正状態には純正状態の魅力と価値があります。
だからこそ、取り外したオリジナルクリスタルが残っている場合は、できる限りお客様へお渡ししています。
オリジナルを楽しむ。
カスタムを楽しむ。
どちらもアンティークウォッチの魅力だと思うのです。
買った時がスタート
LEVEL7では、
「買った時がゴールではなく、スタート」
だと考えています。
せっかく手に入れたアンティークウォッチです。
ケースの傷や風防の曇りを気にしながら使うよりも、
腕に着けるたびに眺めたくなる時計であってほしい。
だから私たちは、ムーブメントを整備し、ケースを清掃し、そしてクリスタルにもこだわります。
アンティークウォッチは過去の工業製品であると同時に、これから先も使い続ける道具です。
その魅力を少しでも良い状態でお届けすること。
それがLEVEL7の考える時計づくり、そして時計販売です。


