ヴィンテージSEIKO用のパーツについて

当社では、1980年以前に製造された国産の腕時計、主にSEIKO、CITIZENの再生販売を行っております。
古い腕時計を分解清掃、そして、不具合がある製品に限っては、パーツ交換を行うなどし、当社の規定を満たした個体のみ、ヴィンテージウォッチ、アンティークウォッチとして、販売を行っております。

その中で、一番頭を悩ませるのは、1960年以降に製造された腕時計の風防です。
特にガラス製の風防については、傷だらけの個体が多く、せっかくOH(オーバーホール)が完了し、精度のある個体でも、風防が傷だらけでは、販売するにも販売出来ない、、、ナントか販売出来ないものかと、、、そんなジレンマに悩まされていました。
現存する当時のガラス製の風防は、非常に高くまた、数量も多くはありません。
必要な時に必要な個数となりますと、それを得る事が、かなり難しいのが現状です。
そこで、当社のブランド『LEVEL7』の腕時計を製造頂いている企業へ、相談しまして、現代の技術で、当時のパーツを再現致しました。
まずは、SEIKO 5/5ACTUS/ACTUS/5 DXなどの腕時計に対応するダブルドーム風防を二種類商品化しました。
素材は、ミネラルガラス、内側にクリアカラーの無反射ARコーティングを施した仕様で、当時の形状を再現したちょっと特殊なダブルドーム風防です。

こちらの写真は、直径32mmの少し大きめのタイプです。
SEIKO 5ACTUS 6106-7420、6106-7440などに対応する規格になります。

実際に装着した画像がコチラです。
透明度もあり、見違えるほど綺麗になりました。 ちなみにケースは、ほぼ磨きなしの状態です。

現在も、他パーツの製造を進めています。
当時のデザイン、形状を細部にわたり再現したモノや、こんな風防カッコイイとか、、、色々と頭を悩ませています。
取り合えず、オーソドックスなところからはじめまして、次回は、ロードマーベル、アクタスなどのカットガラスとリングをと進めています。
カットガラスは、やはりサファイアクリスタルが良いですよね?!

乞うご期待と言ったところでしょうか?!
また、進捗状況をアップ致します。