SEIKO マーベル 希少、21石赤キカイ オーバーホール

久しぶりに入荷したSEIKO Marvel/マーベルのレアムーブメント、21石赤キカイのオーバーホールをしました。
裏ブタの刻印から判断し、1959年製の個体です。
オーバーホール前は、姿勢さも大きく、振り角も小さく苦戦が頭をよぎるも、希少ムーブメントなので、時間のあるGW期間にオーバーホールをと始めました。

長年、放置されていたようで、ネジの一部にサビがあり、嫌な予感。。。
さっと、バラシて、ベンジンで洗浄後、洗浄液で、更に洗浄、、、オイル汚れも落ち綺麗になったところで、乾燥させ組み上げです。
一通りの石、ホゾなどを確認、問題なさそうかなぁー?!と、さて組み上げ。
順調に組み上げ、テンプをセットする前に、アンクルまでの一連の動きを確認、ゼンマイの動力がシッカリ連動してます!
さて、テンプを乗せて、、、ガッ、動かない、、動いても、振り角が小さ過ぎる。
テンプのホゾの摩耗がありそうなので、手持ちのスペアパーツを探し、乗せ換えると、バッチリ動きだしました!
当初搭載の耐震機が、S-1型だったのですが、手持ちには、E-2型しかなく、こちらを搭載しました。

全て組み上げ、しばらく、ランニングテスト。
ドンドン振り角も上がり、姿勢差も解消されて、このまま、様子をとタイムグラファーにセットして放置。
数時間後に見てみると、ナント、ナント、停止!!!!!
針当たりか、歯車にホコリか?などなど、頭をよぎるも、リューズを巻き上げ、『アッ、ゼンマイ切れ?!』
あー面倒!!!と思いながらも、やるしかない!
仕方がないので、また、バラシて、香箱を確認すると、『やっぱりねぇー』、見事に折れておりました。
販売する前に折れてくれたゼンマイに感謝感謝!
代用のゼンマイを用意して、香箱にセットし、はい、テンプを乗せて、動作確認、バッチリっ!
ムーブメントをケースに収納して、針をセットして、再度、ランニングテストを。。。

一日経過して、オイルもなじみ、状態は、バッチリです!
もう数日、動作を確認したら、撮影して掲載しまぁーす。

オーバーホール後、コチラにアップしてます。
楽天市場店のアンティークウォッチ、SEIKOの手巻きのカテゴリー↓↓↓

https://item.rakuten.co.jp/goodyonline/c/0000001199/

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